過払いについては粘った方が良い

過払い金の返還請求は、業者が破綻する前にしなければなりませんから、急ぐべきだという考え方もあります。しかし、銀行の子会社になっているような大手の業者であれば破綻する可能性は低いでしょう。それを考えれば、時間をかけても問題はないと考えられます。むしろ、時間をかけた方が良いケースもあります。

過払い金には利子が付くと言うことも知っておくべきでしょう。これは法律によって守られているものです。それは銀行に預けているのと同じようなものだと考えればわかりやすいです。過払いとは、本来支払う必要のないものを支払っていたのですから、自分の資産の一つです。

自分のお金を預けているのと同じですから、利子が付いて当然のことだと言えるでしょう。ですから、過払いが返還されるまでの間は利子が発生します。貸し金業者側としては、いろいろな方法で時間稼ぎをして、和解に持ち込もうと考えることもあるそうですが、これを断固として拒否していると時間はかかってしまいます。その時間に応じて利子を受け取ることができると考えれば、時間をかけた方が良いケースもあるのです。

利子の利率も高く、自分で資産運用して増やすよりも遙かに効率が良いですから、過払い金が発生しているのならできるだけ時間をかけて、少しでも多くの利子を受け取るという形をとるのは良い方法の一つだと言えるでしょう。そのためには、できるだけ和解には応じずに、時間稼ぎをこちら側からするのも良い方法です。